「住」の実情まことに残念ながら、これもまた「衣・食」と全く同じです。不自然だらけでウソまずは「広い」です。人間は、なぜこうも広さにあこがれるのでしょう。答えは簡しかしながら実はそれは、広大無辺な大自然をわざわざ小さく細分化して、勝手にしてそんな理想の住まいに寝起きしながら何の不安も心配もなくゆったりと過ぎてゆく一日一日、これこそが最高の幸せであり理想の人生なのです。ばっかりなのです。そこで先の「広い」「大きい」「便利」「快適」のそれぞれについて、どこがどう不自然なのかウソなのかを簡単に検証し直してみます。単です。現実が余りにも狭過ぎるからです。狭い狭いと嘆いているだけのことなのです。国境を初めとする境界線という境界線をすべてそっくり取りはずしてしまえば、この問題はきれいさっぱり解決してしまうの第三章 衣食住の真実 71
元のページ ../index.html#75