取りたいと考えるから、現状を不便と感じ、その改善策である「便利」を考えてしまうのです。ーズもいっさい不要なのです。受験競争さえしなければ、もっと便利な学習教材も、もっと便利な夜食も全然必要ないのです。さえなくなれば、新幹線もコンピューターもコンビニも、そのほか便利と名の付くすべてのものが全部すっかり無用の長物となってしまうのです。せくもっともっととがんばる必要など全然なくなってしまうのです。のが速い人間もいれば遅い人間もいるし、もの覚えが上手な人間もいれば下手な人間もいるのです。人間は十人十色・千差万別であり、それぞれみんな個性豊かなかけがえのない「生いち命」なのです。そしてそれが「自然」なのです。そしてまた、だからこ徒競走さえしなければ、もっと便利な屋内練習場も、もっと便利なランニングシュ便利な乗り物、便利な機械、便利な店、すべて全く同じです。人間同士の優劣競争不自然な優劣競争をやめて「自然」に返りさえすれば、何もこんなにあくせくあく「自然」にはもともと、便利とか不便とかいう概念そのものが存在しません。走る第三章 衣食住の真実 の65
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