う。ているのです。彼らは、そのお陰で寒暑を防ぎ身を守ることができているのです。いわけがあるのに決まっているのです。なさなどは完全に後天的なものです。それらをもって「衣」の必然性のあかしにするのは、非科学的もよいところで、本書の思考態度とは全く相いれないものです。誤解があってはいけませんので、余談ながら付言しておきます。それに第一、すぐ先輩の類人猿も含めて、ほ乳類の仲間全部が豊かな体毛に恵まれあらゆる点で格段に恵まれているはずの人類が赤裸で生まれてくるのには、何か深ただしです。性器の露出を恥ずかしがる心や、寒暑に対する極端なまでの順応性の理想の「衣」人間はだれもみな、美しい「自然」の中で、美しい「自然」を相手に、美しい「自第三章 衣食住の真実 51
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