かりなのです。望的な悪循環の中でもだえ苦しみのたうち回っているというべきなのです。ます。私たちは、だれもみんな「人間」だからです。「自然」が大好きで「平和」が大好きで「健康」が大好きな、心やさしく慈しみ深い「人間」なのだからです。不安で不安でたまらないのです。自然破壊に対する「自然」からの反動がです。あるいは、激化する一方の生存競争の行き着く果てがです。そしてさらに、不治の業病に冒されてのむごたらしい悶絶死がです。でもうおしまいです。ここから先は、希望あふれるうれしい話ばかりになります。どうぞ穏やかな明るい心で読み進めてください。今日の人間社会は、表面的にはともかくとしてその深層心理においては、そんな絶どうですか。そうではありませんか。読者のみなさんも、きっとそうだろうと思いみんな、哀しくて哀しくて恐ろしくて恐ろしくて仕方がないのです。心配で心配で申しわけありません。書き出しからいやな話ばかりしてしまいました。しかしこれそうです。分かったのです。冒頭に述べた三つの疑問が解明できたのです。それも第一章 今なぜ真実なのか 17
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