ボタンのかけちがえ『何かがちがう。何かがおかしい。何かが根本的に狂っている』今、洋の東西・老若男女を問わず、だれもがこう感じ始めています。はっきりと意それは、洋服のボタンのかけちがえに気づく直前の気持ちによく似ています。ボタその直前の「あれっ何となく変だな」という気持ちにそっくりだと言うのです。ど識してか、ぼんやりと無意識のうちにかは別としてです。ンのかけちがえに気づくのは、たいがいがほとんど一番下までいってしまってからです。途中で気がつけばよいのですが、なぜか不思議にそうなってしまいます。何も知らずにかけちがえてゆき、最後にボタン穴が過不足になってようやく失敗に気づくというふうにです。うですか。そうではありませんか。「何も知らずに知ろうともせずに、ただ流れに乗って流されるままにはるばるここまで来はしたものの、何となくおかしいなあ、何と第一章 今なぜ真実なのか 13
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