たかって「エゴ」丸出しで、幸せがいくらでも無制限に追求できる窮極の大ウソものさしをでっちあげたのです。「エゴ」の歯止めを完全にはずしてしまったのです。込んでいったのです。そして「お金」は、それ以来今日に至るまでずっと、人間の心を文字どおりの金しばりにし続けてきているのです。であった「お金」に続いて、やがてもっとえげつないものを考え出すのです。「利息」の発明です。打ちは食べてこそのもので、ただため込んでおくだけではどんどん目減りしていってこうして経済は、決して踏み込んではならない禁断の領域へごう音をたててなだれ「利息」のルーツとその悪魔性それにしても「エゴ」とは、何と悪知恵が回るものなのでしょう。驚くべき大発明米や麦は本来、大地を耕し額に汗して働かねば入手できないものです。またその値きゅうきょく 146
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