人類1万年の悪夢を打ち破る 真実
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経済の原点本書全体を通じて、読者の関心が一番広く集まるのが本章だろうと思います。深さなぜなのでしょう。その理由は実に簡単です。本章が、最も不自然なテーマだからそのように社会と人々の関心を一身に集める経済ですが、本書の分析はまことに冷結論を先に言ってしまいます。今日的意味でのいわゆる経済活動は、何もかも全部はともかくとしてです。です。今日の人間社会は、「自然」に逆らい懸命になって不自然を追求しているのです。社会全体の価値観が、すっかり不自然の方を向いてしまっているのです。その結果人々が血道をあげるのは、もっぱら不自然な物事ばかりになってしまっているのです。今、世の中あげて経済一色なのはそのせいなのです。徹かつ無慈悲そのものです。すべてそっくり全く無用です。いえ、ちがいます。そんな生やさしい表現ではとても第六章 経済の真実      133

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