でした。いつものように早朝思索にふけっていた私は、考え疲れてこれまたいつものように庭の飼い犬に語りかけたのです。それは、「銀」という名前のオスの柴犬でした。の中でそうつぶやきながら、愛情いっぱいの笑顔で彼と目線を合わせたのです。くわえ続けてきた膨大な量の思索情報が「あっ」というその一瞬に見事に整理統合され、完ぺきな理論体系として一気にまとめあげられたのです。到達点が私たち人類なのです。そしてまた、そんな人類のみにすばらしい笑顔があるのです。それは、自分で考え始めてから半年余りがたった、ある秋深い日の朝まだきのこと「おーい銀公、教えてくれ。私は、一体何をするために生まれてきたんだろう」心その瞬間です。答えは、まるで稲妻のように「内」から飛び出してきたのです。「あっこいつ笑わへん」そんなひらめきとともにすべてが分かったのです。長年た『より豊かな心を持った生きものへ』これこそが、生命進化四十億年の一貫した方向性だったのです。そして、その最終第五章 教育の真実 125
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