いくら教育したところでせいぜい闘牛か競争馬どまりです。その上それは、えさがもらえるという実益がともなうからこその成果なのです。実益なしで教育することなど、絶対に不可能です。ほめおだてれば、木に登るどころか月へでも行ってしまうのは、ただひとり人間だけなのです。この上もない特別な動物なのです。また同じく教育しだいでは、意味の有無などいっさいおかまいなしに何でも素直に信じ込んでしまう、純真この上もない特別な動物でもあるのです。」と「人間がことばを持つ動物だから」の二つです。河」です。それは、絶対理想の実現をめざしてたゆみなく進化し続ける大いなる生いち命人間ほど教育しやすい、またその成果があがりやすい動物はいません。牛や馬は、豚もおだてりゃ木に登るという格言がありますが、あれは全くのウソです。動物を人間は、教育しだいでは実益どころか実害さえ甘んじて引き受けてしまう、まじめなぜなのでしょう。その理由は二つあります。「人間の素地が真心の固まりだからまず前者から説明します。再々説明してきたように、この世のすべては「幸せの大 の 104
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